日本でも多くのユーザーに支持されているChatGPTは、アメリカのOpenAI社により開発された生成AIです。このOpenAI社が手掛けているエンジニア向けの生成AIが「OpenAI Codex」で、プログラミング言語のコードを生成してくれます。
対応しているプログラミング言語は、PythonやJavaScript、PHP、Rubyを始めとして非常に多く、エンジニアが業務効率化を図る上で大変有用です。指示を出すだけで、それに基づいたコードを生成してくれるので、エンジニアは他の仕事に集中できます。
もっとも、現時点では「OpenAI Codex」に対応していないプログラミング言語もそれなりに多く、対応していても生成がうまくいかないケースもあります。そのため、生成AIで対応しづらい部分については、エンジニア自らプログラミング言語で記述しないといけません。
生成AIの「Tabnine」は、コードの生成に加えてコードの補完に対応しているのが大きな特徴です。未完成のコードを補完してくれるので、途中までコードを記述して残りは「Tabnine」に任せるという使い方ができます。
ただ、どのような目的でプログラミングを行っているのかを明確にしないと、うまく補完できなくなる可能性が高いので注意が必要です。また、補完あるいは生成されたコードにバグがないとも限らないので、コードを活用するのであれば人間による目視チェックは欠かせません。
上記のようなコード生成のほかにも、画像生成や文章生成など作業を時短できるものがどんどん出てきており、エンジニアにとっては生成AIの技術進化と今後の可能性に期待が持てるのではないでしょうか。